ポケコマがこの先生きのこるには -コマスター攻略-

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構築紹介 ラグレヒレ編

 ラグラージというコマをご存知ですか?

  MP1の癖に技の威力は110と70程度しかなく、最近は火力が上がってきたMP3にすら打ち負けかねない情けない奴です( ;∀;)。

 8月のメガアップデートによってアムハンが140に強化された事で使いやすくなりましたが、MP2の激戦区なのでMP1としては若干心許ないです。

 そんなスペックを見て使う前からこのコマを敬遠してしまう人は多いでしょう…。しかしこのラグラージメガシンカすると非常に強いんです。今回はメガラグラージの魅力とそれを最大限に活かす構築について紹介したいと思います。

 

※上方修正・環境の変化を経て11月に内容を一部再編集しました。

 

 

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ラグラージ ラグラージ カプ・レヒレ カプ・レヒレ ニョロボン ニョロゾ

 

 6月環境で使っていた構築です。本来はラグラージ2体ともメガシンカがセットされているのが理想ですが持ってないので仕方ない…。ラグ2とレヒレ2までは確定と言って良いですが他の2体は自由枠です。

 

 

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ラグラージ ラグラージ ゲンシカイオーガ ミロカロス カプ・レヒレ カプ・レヒレ

 

 10月~11月にかけて使用した構築。UB対策となり安定キーパーのゲンシカイオーガ、耐久力のある混乱撒きのミロカロスを新たに採用しました。メガシンカの仕様変更でプレートに余裕が出来て、2体目のメガラグラージを手に入れた事で立ち回りの自由度が上がった。ここまで書くと強化ばかりのように思えますが、メガレックウザという天敵が流行した事でトントンな気もします。しかしそれ以外の構築への対応力は確実に増しました。以下解説です。

 

ラグラージ

 このデッキの主役。冒頭で語ったようにラグラージだけでは弱いです。スムーズに場に出すためにまずカプ・レヒレを使います。場に三体水タイプが揃うと特性の効果でようやくMP2として動けますが、MP2でも火力は物足りません。

 アームハンマーのウェイトが本当に邪魔でこれのせいでメガシンカで有利を取れる筈の場面を逃してしまう事があります。因みにラグラージの直後に出たバシャーモはMP2で130の火傷付与です。この差は一体???。青技ラクターは意外と役に立ちます。

 役割分担として片方は前線に出て、もう片方はゴール付近でサポートにまわって貰うことが多いです。でもメガシンカする目的なら1体で充分では?という疑問を持った方もいるのではないでしょうか?実はメガラグラージは他のラグラージが場に居ることで最大の力を発揮するのです

 

 ここでラグラージメガラグラージの特性を確認しましょう。

ラグラージ マッドコーティング フィールドに水ポケモンが3体以上いると自分のMP1以下の地面ポケモンのMP+1。

メガラグラージ 大地の奔流 フィールドでは他のポケモンをくぐり抜けてMP移動してよい。自分のポケモンと地面ポケモンのMP+1。自分の水ポケモンと地面ポケモンのダメージをそれぞれ+10。

 

 つまりメガラグラージはMP1の地面タイプなので両方の効果が発揮されてすり抜けMP3になります。技は「じしん170」「ラクター」「れいとうパンチ130」とすり抜けながらトップクラスの突破力を発揮出来るのです!しかもこの効果は味方全体に及びます。全員がMP3となって敵陣に攻め込み易くなるのです!

 ラグラージの強化と共にメガラグの冷パンも100から130に強化されています。しかしゾロアークにやられやすくなった上に、現環境では130は微妙な数値で正直100の方が対ゾロアークの分役に立った気がしています(プラスに働いた事もありますが)。

 

 さて、ラグラージを語るのに外せないのがラクターです。

「このポケモンを1歩下げ、バトル相手をこのポケモンが元いた場所に移動させてよい。その場合、バトル相手はウェイト。」

 前ならともかく後ろに下げて役に立つの?ブルドーザーの劣化では?そんなことはありません。まず、任意発動なので単純にかわすの上位互換として防御に有用です。発動するとウェイトをかけるのがとにかく強いですね。敵を引っ張って包囲出来る位置に置いたり、ゴールキーパーをズラしてリーチをかけたり出来ます(相手がゴールを守れないとメガラグで勝ち)。珍しいところだとトラクターで移動しながらゴールに入る事も稀にありますね。

 

カプ・レヒレ

 ラグラージと最高に相性が良いポケモン。特性によって展開サポートが出来るだけでなくポニゴールという強力な勝ち筋を生み出す。水タイプでは数少ないすり抜けなのでメガラグの特性でMP3になった時に高い制圧力を発揮します。

 テッカグヤに対する誤魔化しでもある。早い段階でポニを出せれば被害を食い止められます。しかし、ポニれなくてもメガラグの制圧力の高さとニョロボンの存在で案外UBデッキにも勝てました。ゲンシカイオーガが出てからはポニを出せなくても実質同じ状況になり安定するようになった。

 

 

ニョロボン

 水タイプであり苦手なコマ全般を誤魔化すのに役立つ。混乱させてしまえば火力の低いラグラージだろうと戦えます。

 

ニョロゾ

 天敵であるテラキオンを確実に処理したい為採用。進化セット済みなので刺さらないデッキには早めに進化したいです。

 

ゲンシカイオーガ

 UB対策、安定感の高いキーパーとして有用です。しかしミスがやや広いのでメガラグの地震で死んで泣かされた事がちらほら…。

 

ミロカロス

 役割はニョロボンとほぼ同じだが居座り性能が高いです。その代わり混乱撒きの確実性は落ちる事に注意。メガレックを誤魔化しやすくするにはニョロボンが良いかもしれない。

 

立ち回り

 カプ・レヒレを出してからラグラージを揃えて相手の出方を伺う。隙があるようであれば直ぐにメガシンカして攻め込むのが良い。メガラグのMP変化については把握していない人が多く、舐められているので案外チャンスは多いですね。私も初見の時は痛い目を見ました💦。相手が堅実に守れる体勢なら片エントリーを取るだけのメガは控えましょう。

 苦手な相手はメガレックウザです。青技に依存していて火力も勝てない為、相手が序盤に隙を見せてくれるか、ルーレットがある程度有利に働いてくれないと勝ち目は薄いです。テラキオンモクローなども青ミスが厄介ですが、現環境ではあまり遭遇しないですし火力でも勝てるのであまり気にしなくて良いです。ゲンシカイオーガが加入した事で以前は苦手だったUBと圧迫にはかなり強めになりました。

 

まとめ

 上位環境でも通用する力を持ったデッキです。使い方には中々癖がありますが、とても動かし甲斐があって楽しいですよ!

 6月のマンスリーランキングで47位、10月のマンスリー97位、11月のプレトーナメント予選で2位を達成。