ポケコマがこの先生きのこるには -コマスター攻略-

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流行デッキ対策 チルット・チルタリス編

 シルバームーンホールを中心に大暴れしているチルットと、使用率は高くないものの一部ではトップメタと囁かれているチル6デッキについて解説します。

 

 

チルットデッキとは

 チルットの特性「わたどりのうた」によって3体合わせて敵の攻撃力を最大-60するという強力な効果を活かして戦うデッキ。「りんしょう×20」はチルットだけでも60に達し、特性と合わせると実質120と同等の攻撃となる(当然チェインで更に上がる)。シルバームーンでは大半の攻撃を無効化し、チルット以外のデッキはほぼ駆逐されている異常な環境となっている。ゴールを囲むようにして出した3体で自陣を守りながら、特性の恩恵を受けたコマで戦うという戦法が基本となる。

 

 デッキ例

A チルット チルット チルット ヌイコグマ オオスバメ ホーホー

 ダブルチャンス×2 スピーダー ポケモン回収 ハードルジャンプ げんきのかたまり

 

 シルバームーンで見られる標準的な編成。チルット以外の枠は若干の差があるものの殆どが代わり映えしないデッキである。リーグマッチでもヌイコグマに進化をセットして流用したようなデッキがたまに見られる。

 

B チルット チルット チルット ニンフィア プクリン アシレーヌ

 ダブルチャンス×2 ハードルジャンプ げんきのかたまり×2

 

 ルビーホールでよく見られるりんしょうに特化した編成。数が揃っていると驚異的な火力が出ることが特徴。紫ワザが苦手な為アシマリを入れる事もある。

 

C チルット チルット チルット チルタリス チルタリス チルタリス

 ダブルチャンス ポケモン回収 げんきのかたまり チルタリスナイト×2

 

 通称チル6デッキ。全員の特性が重複するため実質+90という恐ろしい補正がかかる。そのお陰で全員が暴力的な火力となり並の技では倒すことが困難になる。チルタリス「ほろびのうた」を持つ為、お互いに呪いをかけて高火力を武器に除外を狙ってくる。自分は回収やメガシンカによって呪いを解除する他、除外やUS送りの効果を受けてしまったとしてもメガチルタリスを気絶させる事で復活させる事が出来る。チルタリスを1体減らして色違いのレックウザを入れた形もたまに見られる。

  高火力・除外・リカバリー性能を併せ持つ非常に強力なデッキといえる。

 

シルバームーンでのチルットデッキの対策

 シルバームーンでは自分もチルットを使ってしまうのが楽ではあるものの大半がミラーな為「プレイング・チェイン」の二要素によってほぼ勝負が決まってしまう。しかし、チルットを使わずに勝てるデッキを作れない訳ではない。例として私が普段使っているチルット対策デッキを紹介する。

 

 カチコール カチコール カチコール マクノシタ ドーミラー アシマリ

 ダブルチャンス×3 ポケモン入れ替え ハードルジャンプ げんきのかたまり

 

 特徴はカチコールが3体居ること。カチコールの技は「こおりのキバ」「すてみタックル」があり白技が通らなくても相打ちが狙いやすい構成となっている。これによって敵の数を確実に減らし、凍らせた相手はカチコールで行動不能を狙う。次のターンに氷をすぐ解除出来る敵が近くにいる場合はこちらから攻撃するのは控えたい。

 マクノシタは進化後のハリテヤマも合わせ優秀なゴール要員である。「ねこだまし」によって進化した後は「ヘビーボンバー」が使えるようになりチルットを倒しやすくなる。紫ワザの移動効果によって包囲を狙えるとなお良い。

 ドーミラーチルット対策の大本命だろう。広範囲のヘビーボンバーによってMP3であるチルットを一方的に気絶させられる。当然その性能を知っている相手ならチルットドーミラーを対面させたくないので引きこもったりMP2を盾にする事が多い。他の味方でMP2を削ってから上手くチルットに対面させるようにしたい。

 アシマリチルット対策ではないが汎用的なMP3として採用。チルットデッキが大半とはいえ他のデッキに当たることがない訳ではない。チルット以前の環境でトップメタだったアシマリチルット以外のデッキに対して輝く。チルットには歌うが出るように祈ろう。

 

チル6デッキの対策

 

 リーグマッチの高レート帯で猛威を振るうチル6デッキ。UBや圧迫といったトップメタに対しても対等以上に戦える為、対抗するには隙のない立ち回りが求められる。

 

対策として有力なポケモン

 

ニョロボンテラキオン

 チルットチルタリスのルーレットは技の間に青技の「かわす」が狭い幅で挟まれている。その為、通常は混乱させても青技ばかり出されるようになり、かえって倒し辛くなってしまう。しかしテラキオンなら青技に阻まれる事はないので混乱した相手は確実に倒せる。これを繰り返せば倒しづらいチルタリスも減らしていく事が出来る。

 

デルビル&ウインディ

 上の組み合わせとほぼ同じ発想である。ウインディは特殊状態の相手ならスピンを一つズラす事が出来る。火傷やマヒの場合相手のかわすはミスになるので倒せるようになる。

 

ホウオウ

 デルビルやウインディ等と一緒に炎デッキに入れると除外されても復活させる事が出来るので心強い。ホウオウ自身が除外されないように注意。

 

オンバーン

 デッキの性質上全てが飛行タイプなので「ぼうふう」の効果が全員に及び一撃でウェイト勝ちに持ち込める(プレートで凌がれる可能性はある)。汎用性を考えるとオンバットから進化させたい。

 

ソルガレオバシャーモ

 それぞれPC送り技を持つ事で相手の数を減らすのに役立つ。ソルガレオはバトル相手からのマーカー付与を防げる為除外されにくく、相手にのみ呪いマーカーを付けることが出来る(ただしPC送りしてしまったら除外出来ない)。

 

スイクン

 特性「ピュリファイ」で呪いを解除出来る。「ぜったいれいど」によって紫ワザで気絶させる手段を持つのも心強い。混乱・火傷等が多い環境な為、縁の下の力持ちとして活躍が期待できる。

 

 上記のポケモンを使うにしても「ポケモン回収」等の呪い対策プレートは持っておきたい。対策ポケモンが一発でほろびのうたを受けてしまっては後が続かずに押し負けてしまう。