9月13日はあの環境の覇者カプ・コケコ実装から一周年。
登場以来、圧倒的な性能で環境トップとして不動の地位を築き上げ、今日まで使われ続けているポケモンだ。その華々しい活躍の裏で散っていったものを覚えているだろうか？
ねむり状態
私はコマスター初期から催眠技を愛好してきた。フシギダネ、ラプラス、ニョロモ・・・。催眠技によって「攻撃を受けて優位に立つ」という立ち回りを学び、現在まで続くスタイルを身に着けたのだ…。
特に愛用したコマ達
[C]ニョロモ
初期に大活躍した[C]の希望。当時数少ないマテリアル限定コマであり、私が初めてマテ交したコマである。広くて優先度の高い「さいみんじゅつ☆☆」をMP3で扱えたことからじわじわと人気を集めていった。他の[C]コマ達が環境から脱落してもしぶとく生き残っている方だった。
[R]プリン
当時のイベント報酬で手に入ったコマ。「こもりうた☆」は当時、唯一同時に敵を眠らせる事が出来た技で、これが決まると非常に気持ちよかった。
[R]リーフィア
ニョロモの互換のような性能。催眠技の優先度が下がった代わりに、火力が上がって便利な特性が付いた。草タイプの多いトロエナ期に特に活躍した。
[UC]ニョロゾ
催眠持ちながら特性によってアタッカーも出来る非常に頼りになるコマだった。デオキシス全盛期にはAデオを追い返すのにもよく使っていた。催眠持ちの中では最も使用機会が多かったコマである。
[UC]ヨルノズク
唯一☆3で催眠技を扱えるコマ。眠りすら通りにくいデオパ対策に苦心していた頃、Dデオを眠らせる為に採用した。
9月1日、[EX]カラマネロの登場
あのデオキシスを催眠で完封出来る。当時誰よりも催眠パを使っている自負があったので、これは私の為に出たコマと言っても過言ではないと歓喜したものだ（自意識過剰）。
当時を知らない人の為に説明しておくと、デオパとはデオキシスを3体以上入れてエナジーによる交代を駆使して戦う、かつて覇権を握ったデッキ。
カラマネロは同名ポケモンであるデオキシスを全て同時に眠りに出来て、エナジー操作権も奪えるという最強のデオキシス対策として登場したのだ。
私はすぐにカラマネロをマテ交して手に入れた。催眠パではやはりデオキシスは厳しくランキングは200位くらいまでが限界だった。カラマネロによって遂に催眠パで100位入りを達成出来る！そう思っていた…。
9月13日、カプ・コケコの登場…
特性のエレキメイカーは2歩以内の眠りを全て解除する。そしてカプ・コケコはすり抜けMP3である為、進行を止めるのが困難である。これによって催眠ポケモンは醒めない悪夢の底に叩き落とされた。
コケコ1体入れるだけでカラマネロによるデオパ対策はあっさりと覆される事になってしまった。それどころか、あまりにも強すぎる性能からコケコは直ぐに環境に蔓延して催眠技はほぼ機能しなくなったのだ。
カラマネロが性能を最大限活かして活躍出来たのはたったの12日間のみ。彼の死から1年が経つが後にも先にもここまで短い天下だったコマは他に存在しないだろう。
運営には調整についてちょくちょく要望は出していたがデオランすら直接罵倒した事はなかった。この時はあまりの事に初めて運営に怒りのメールを送りつけたのだった（反省）。
あれ以来、私は催眠パを封印した。
その後のカラマネロ
今年の6月に何故かカラマネロを表示するだけで特定端末でアプリが強制終了するというコマスター史上でも最悪レベルのバグが発生した。使用率の低さから気付かれるまで数日かかるという不遇さも話題になった。カラマネロが一体何をしたというのだろうか。
運営は早くカラマネロを上方修正して彼に償ってください。
